2011-12-04

Langurichに入会してTEDを使ったレッスンしよう

あまりにも長く、ブログを書くのをサボっていた。
3月の震災のあと、私の英語学習を励ましてくれていたF先生が祖国に帰ってしまい、リアルの英会話教室を続けられなくなったことや、日々の生活の忙しさなどで、ブログまで気持ちが回らなかったのだ。
でも、英語学習それ自体は細々と続けている。

で、最近、Langrichという新しいフィリピン系英会話に申し込み直した。
なぜここを選んだかというと、ここではTEDを使ったレッスンを推奨しているから。

リアルの英会話教室をやっていたときに、F先生といつもTEDを教材にして授業をしていた。お互いにおもしろいと思えるスピーチを探してきては、聞き取り、内容の把握、先生が作ってくれた問題に答える、ディスカッション、とやって、それは英語を学んでいるのだけれど、英語で学んでいる感じだった。
その時の記録はこちら。

英会話レッスン;脳科学者Jill Bolte Taylor博士のスピーチ

英会話レッスン;TEDカンファレンスのスピーチから How to start a movement

これは、先生もおもしろがってくれていたから出来たのだけど、頭脳明晰でない先生だと難しいだろうし、事実、先生が帰国するとき、dekoとのレッスンが準備も含めて一番大変だったよ~と言っていて、どの先生にでもお願い出来ることではない。
なので、先生の帰国と共に、TEDのレッスンは封印されてしまったのだ。

Langrichでは、いくつかのTEDのスピーチを教材として使っている。先生とつかったスピーチも含まれていた。
もしかしたら、あのときの知的にわくわくする感じを、再度英会話の中で味わえるかもしれない、と思い、申し込んでみた。2回の体験レッスンで取った先生の印象もとてもよく、これならTEDも楽しくおこなえそう。

そんな感じで、またレッスンの記録も楽しくかけるといいなあ。

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2011-02-06

Kindleのカバーを新調

最近は、Kindleの中に、電子ブックだけでなく、自炊した日本語の本も入れている。500ページを超えるようなハードカバーの専門書で、いつか読まなくちゃと買っておきながら、隙間時間読書にと持ち歩く気にもなれずに積んであったのを数冊、思い切ってページを裁断、スキャン、PDF化してKindleに入れたのだ。これで、あの重たい本たちが、薄っぺらいKindleの中に入って、思いついた時にぱらぱら読める。読書のハードルがすごく低くなって、いい感じ。

そんなわけで、ますますKindleがかわいくなってきたので、カバーを新調することにした。
前のカバーの時もお世話になった、私の大好きなセミオーダーのバックやさんの、単行本用サイズのオリジナルブックカバーを購入、細工をしてKindleカバーに転用した。
あ、ちなみに私のはKindle2なので、このカバーに関心を持った方は、自分のKindleのサイズを確認してから注文してくださいね。

Kindle

とても柔らかい薄手の革なので、厚紙が芯になるようカバーに貼り付ける。
右側は差し込み式なので、Kindleのサイズの厚紙を差し込んで、裏側は両面テープで固定する。
左側も厚紙を入れて、Kindleのサイズに合う大きさに折り込んで、両面テープで固定する。
右側の台紙の上面にも、Kindleを固定するための両面テープをつけておく。


Kindle3

右側の台紙の両面テープの上にKindleを置いて、固定する。
ちなみに、カバーと台紙を固定するための両面テープは、普通の紙のを使っているけれど、Kindleはカバーを外して利用することも多いので、裏にのりが残りにくい、掲示物などによく使う弾力性のある両面テープをつかってみた。
取ったり外したりしていると、そのうち粘着力が落ちるかもしれないけれど、そうしたら、また台紙とテープを替えればいいだけなので、私的にはそんなに気にならない。


Kindle_2

で、カバーを閉じるとこんな感じ。
細工所用時間は約5分(笑)。

とにかく、すばらしくきれいな革の手触りとかわいい色。
通常は高級なおしゃれ用のバックに用いるような革を、ブックカバーにしているお店なので、市販のKindleカバーなど足下にも及ばない質感だ。
自己流加工がチープなのがちょっと悲しいけれど、そんなのが全く気にならない、本当にすてきなカバーになった。超お勧めの、大満足。


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2011-02-02

2011年ペーパーバック2,3冊目 ; ハーレクインロマンスから

Kindleストアで、無料だった時に(最近は、日本だと配信料として2ドル取られるみたいだけれど)ダウンロードしておいた、ハーレクインロマンス系の、ちょっとあほらしい小説を立て続けに読む。

予定調和の世界で、読み始めると何となく想像がついてしまう話で、お約束のラブシーンもあって・・・というような小説で、ページの進むのが早いこと。というわけで、照れくさいので、タイトルも紹介せずにおきましょう。

で、気がついたのは、ロマンス小説はKindle向け、ということ。冊子だと電車の中で開くのも照れくさいけれど、Kindleなら目立たないし、よほどのぞき込まれない限り、何を読んでいるかは分からないだろうと思うと、安心して読める感じがする。

67000words
61000words

2011年度 3冊 計225000words


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2011-01-11

iPadを使って家族で文法勉強中

先日面白半分に買った iPhoneアプリをiPadにインストール。
アプリは

English Grammar in Use Tests

というもの。

有名な文法書で、私も勉強したEnglish Grammar in Useを、クイズ形式にしてアプリにしたもの。様々な文法項目に関する4択式の問題が、1レベル10問くらいずつあって、一定の正答率を超えると1段階レベルが上がり、それを下回ると1段階レベルが下がる。レベルは全部で30ある。
文法書に取り組むよりも手軽で楽しいので、暇な時にやって、ようやくレベル15まで到達していた。

高2のムスメが興味を持ち、自分もやってみたいというので、 iPadを貸し出した。結構真剣に取り組んでいたが、みるみるレベルを下げ、あっという間にレベル6にしてしまう。
それを見ていたオットが、自分もやってみると覗き込み、さらに間違いを重ね、レベル4にしてしまう。
受験勉強で真剣に文法に取り組んでいてるムスメも、仕事の半分は英語になっているオットも、結構どきっとしていたみたい。2人で iPad を覗き込みながら、真剣になっている。

家族で英語の勉強しているこの風景、何だかすごく面白い。
い。iPadの,みんなでのぞき込める画面と、コンテンツの優れたアプリのおかげ。新しい英語学習の風景かも。


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2011-01-10

2011年ペーパーバック1冊目:Shopaholic takes Manhattan

年明け一冊目のペーパーバックは、お正月のリラックスムードの中、
Sophie Kinsella の Shopaholic シリーズ2冊目、 Shopaholic Takes Manhattan.

お正月なので、気楽な本がいいなあと思って、Kindleに入れておいたもの。
このお正月は、私と母が何度も病院通いをする羽目になってしまい、やたらと長い待ち時間に、kindleを持って、たっぷり読書をしたわけだった。

前半の、主人公がどんどんお買い物をして、のっぴきならない状況に陥っていくところは、あまりにもおきまりの展開で実は私にとっては退屈。しかし、自分の尊厳を忘れずに、そこから復活して、以前よりも成長して行く様は、なかなかすてきで、その展開にはわくわくして引きつけられた。こんな風に、主人公に共感できる段階に入っていくと、どんどん読み進められるから不思議。
結局、なかなかおもしろかった。

97000words

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2011-01-07

2011年の目標

そろそろ、今年度も目標を立てる気になってきた。
昨年度は、
a.ボキャブラリー増強 → ? 目に見えた増強はできていない
b.リスニング → ? 実感できる増強はない
c.TOEIC受験 → ひどい点数だったけれど、とにかく受験した。リーディングの遅さに大きな問題を感じた。
d.英語でのアウトプットを増やす → 英語で表現できる内容はかなり深くなったと思う。メールなども困難なく書けるようになった。
TOEIC以外は抽象的な目標だったので、達成度をきちんと測ることかできていないのが実態。

ということもあり、今年はより具体的な目標を立てることを考えた。

a.リーディング

昨年でKindle、iPadを購入したこともあり、英語の本を持ち歩きやすい環境が整ってきた。いろいろなレベルの本をいろいろな読み方をして、リーディングの速度を高めたい。
・内容を問わず、ペーパーバックを月に2冊読んで、ブログで報告する。
・お気に入りの月刊誌 The Atlntic を、精読して毎月全部読む。1月号の単語数を見ると、一冊トータルで45000words くらい。なので、一日2000wordsくらいでいけるはず。

b.ボキャブラリ増強

元旦に、ボキャブラリ増強を考えながら、勢いで LingqのBasic 会員になってしまった。 Lingqで作ったフラッシュカードを、iPad上で気軽に復習できるアプリがあることを知ったため。そこで・・・・
・The Atlntic の記事をLingq に流して、新出単語をできるだけ覚えるようにして、その成果をブログで報告する。

c.自由に使える言い回しを拡大する

・昨年から密かに始めている、Effortless English という音声教材が、とても楽しい。キーフレーズに関する質問に繰り返し答えるうちに、自然にそのキーフレーズを覚えていこうとする教材だ。これを繰り返していると、確かに、同じフレーズを英会話の中で自分も使いたくなってくる。キーフレーズを自分の中に内面化させる作業と、実際に使っておしゃべりすることの往復運動を意識的に行って、使える言い回しを拡大したい。

d.英語を書くことを日常化させる。

・ちょっとだけど、英語でtwitterをはじめてみた。最低でも、週3回くらいはつぶやこう。

以上が今年の目標。易きに流れやすい私だけれど、どの程度できるかな?

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2010-11-07

英会話レッスン:I am flattered.

今日のリアルの英会話レッスンでは、いつもお世話になっているF先生に、What’s new? と聞かれて、私のとってもパーソナルな話をしてしまった。先生は、日頃からそういうのを結構受け止めて、会話レッスンをしながら励ましてくれるので、ちょっと甘えちゃったかな。
で、最後に、
I am flattered that you choose me to talk about it.
と言ってくれた。

to flatter
といえば 
to praise someone in an exaggerated way (お世辞を言う、お愛想を言う)
というイメージでとらえていた私は、先生のことばに??
伝わっていないのを察した先生が、
I am flattered は素直にうれしいっていう感じで、とってもポジティブだけど、そんなに大げさじゃない表現なんだよ、と教えてくれる。

家に戻ってから、“I am flattered”を入れてググってみると、なるほど、注目されてうれしい、とか、あなたに信頼されてうれしい、とか、そんな感じの表現がいっぱい出てくる。

I am flattered and embarassed by all the recent attention to my "Last Lecture."

これは、先日ガンでなくなったカーネギーメロン大のPaushe教授のホームページのトップに載っていた文。日本でもとても評判になった彼の最終講義への謝辞の一部かな。

いずれにせよ、パーソナルに相談ごとなどをされて、さらっとさっきのような表現が出てくるって、とてもいい。日本語だとあまりできない表現だけれど、日本語での日常の人間関係の中でも使ってみたい気がした。


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2010-10-11

CalibreとInstapaperとKindle (とiPad)

6月にKindleを買って以来、英語学習と仕事にKindelを使いまくっている(並行してiPadも・・・)。

仕事用には、PDF化した書類や、PDFでダウンロードした論文の持ち歩き。以前は、ちょっと確認したいために持ち歩いていた書類たちがたくさんあったのだけれど、これをKindle に入れることで、ずいぶん鞄がすっきりした。
(ちなみに、ここに日本語で書く作業が加わる時は、KindleのかわりにiPadの持ち歩きになるのだけれど、いずれにしても、これでも私の鞄の中はすっきり、肩こりを感じない生活が送れるようになった。)

英語学習の方、と言えば、もちろん、まずは英語の読み物をいくつも購入して、楽しく読書している。まず、ペーパーバックよりも安くてかさばらないのがいい。語彙力がない私には、英々辞典が入っていることがとてもありがたい。たぶん、英語を母国語にしている人よりも、私のような学習者のほうが、辞典の恩恵にあずかっているだろう。
あと、私自身は、英語は目で読むよりも音声で聞く方が抵抗なく理解できる時が少なくない。だから、text-to-speechで、音声読み上げをしてくれることは、読むことの助けとしてとてもよい。合成音声とは思うが、ことのほかよくできていて、スムーズに聞き取れる。
また、一応MP3プレイヤーにもなるので、ポッドキャストや、単語学習用のファイル、オーディオブックなども入れるころができる。

コンテンツについては、英語のおもしろい読み物はAmazonに行けばいくらでもあるし、まめにチェックしていると、期間限定で無料でダウンロードできる小説やノンフィクションも意外とある。版権の切れた古典も、タダで読めるものはたくさんある。

最新の雑誌記事なども、PCとの連携でスムーズに読める。
私自身が愛用しているのは、第1は、Calibreと言うパソコン用フリーソフト。パソコンで様々なニュース記事や雑誌記事などを定期的に自動ダウンロードしてくれる。これにKindleやiPadを接続すると、それぞれで読める形で記事をコピーをしてくれるというものだ。私はこれでいつも、Economist と Psychology Today を購読している。家のパソコンとつないで、これらの雑誌を持ち歩き用のKindleとiPadにコピーしておけば、いつでも最新記事が読める、と言うわけ。とても便利だ。

もう一つの愛用ソフトはInstapaper。こちらは、パソコンやiPadでネットを見ていて、おもしろいと思った記事をマークしておくというもの。Instapaper側で、自分のKindleのアドレスを設定しておくと、マークした記事がたまったところで、自動的にKindleに送信してくれる。iPadの場合は、次にインターネットに接続した時にInstapaperを立ち上げると、自分のマークした記事を全部自動的にダウンロードしてくれる。そのようにして、マークした記事を、通勤中など、ネットにつながない環境でもゆっくり読むことができるというわけ。

ダウンロードした記事も、全部音声読み上げの対象になるので、文字
から、耳から、英語のインプットができて、すばらしい。
こういう感じで、Kindleだけ買えば、後はほとんどお金をかけずに、古典から最新の記事まで持ち歩いて、読むものに事欠かない生活ができる。とっても便利で、本当に大満足。


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2010-09-25

英会話レッスン;TEDカンファレンスのスピーチから How to start a movement

リアルの英会話レッスンでは、5分くらいの短くておもしろい英語のビデオを見つけては、そこでの音声の聞き取りをしたり、先生が準備してくれた問題に答えたり、テーマをめぐったディスカッションをしたりしている。

以前からTEDカンファレンスのスピーチのビデオをよく聞いていたのだが、最近は5分程度の短いスピーチがたくさんアップロードされていて、レッスンで使えそうなものが多くてとても楽しい。

そうそう、TEDのスピーチは、様々な分野の超一級のスピーカーが、自分の研究テーマについて長くても20分くらいのスピーチをすると言うもの。iTunesのように1時間くらいに渡る講義だと、じっくり聞くことが難しい時も多いけれど、その点TEDは短いので気楽に聞くことができる。また、世界中のボランティアのおかげで、スピーチの英語のトランスクリプション、日本語も含む各国語の字幕などもついていて、英語学習者にとっては、本当に至れり尽くせりのすばらしいサイト。

今日のレッスンでは、TEDカンファレンスから、
How to start a movement by Derek Sivers
と言うスピーチを選択した。

これは3分程度の、ものすごい短いスピーチなのだが、とっても興味深いものだった。
どっかの野原でおこった3分ほどの出来事のビデオを紹介しながら、ムーブメントとはいかに出現するかを説明している。ビデオで紹介されているのは、原っぱで一人上半身裸で踊っている変な少年。しかし、そこに一人、二人と一緒に踊る少年が現れ、あれよあれよという間に、大人も子どもも、そこにいるほとんどの人が踊りだしてしまう。なんだかとても愉快なビデオだ.

ムーブメントが起きるのに重要なのは、最初に動きを起こす人ではなく、実は最初のフォロアーだ、と言うのが彼の説明。彼によると、フォロアーが現れることによって、最初に動きを起こした人が、ただの変人からリーダーになる。また、最初のフォロアーは、2番目以降のフォロアーに、フォローの仕方を示している。
突飛な思いつきをする人はこの世にたくさんいるけれど、その中から真にすばらしいものを見分け、多の人にどのようにフォローすればいいかを示す、それが最初のフォロワーなのだ。

ビデオはとても愉快で、彼の説明も、ユーモアがありながら、非常に興味深くて、レッスンでは、先生と一緒に、スピーカーの考え方に夢中で聞き入ってしまった。

中に出てきたおもしろいフレーズは以下の通り。

It takes guts to be nuts and to be ridiculed. ;
guts 通常複数形で、根性、勇気など。  nut : mad
 (最初に行動を起こす人は)馬鹿になって、笑われる覚悟が必要だ

Let’s recap the lesson from this.
 recap ; sum up, recapitulate
このエピソードからの教訓をまとめましょう。 (3分ほどのスピーチでも、結論にこのようなフレーズを持ってくるのは、とてもわかりやすくて、とってもいいと思う! このスピーカ-は、本当に話し上手。)

Leader will get all the credit. But he is overglorified.
 credit : よいことに貢献したと言う周囲からの評価のこと
 リーダーが全ての賞賛を受けるだろう。しかし、彼は過剰評価されている。

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2010-08-09

NYTに載った大江健三郎の文章から

8月7日朝の英会話レッスン

スカイプでのレッスンの久しぶりの記録。
R先生とのレッスンも4年めになり、お互い話すネタもなくなってきて、レッスンが辛い時もある。が、今日は違う!  久しぶりに超充実したレッスンだった。

レッスンのはじめから、今日はdekoにピッタリの記事を用意したよ、と、嬉しそうなR先生。NYTに大江健三郎が寄稿した、核廃絶に向けた怒りのメッセージの記事を紹介してくれたのだ。
記事はこちら

Hiroshima and the Art of Outrage

前日、ニュースや新聞をじっくり見る余裕がなかった私は、大江健三郎がこんな文章を書いていることも知らず、自国について知らないことを、またも恥じる結果になった。博識で、歴史にも科学にも文学にも強いR先生と付き合っていると、こんな気持ちにさせられることがよくある。

最初に、大江氏の文章を一緒に読む。概略は以下のような感じ・・・
オバマ大統領がプラハで核廃絶を訴え、広島の追悼記念式典にアメリカの駐日大使が出席することになった。また、日本では、自民党政権時代の核持ち込みに関する密約が暴かれ、核廃絶にむけた世界の転換の気配が感じられる。彼はそのような状況に希望を見出しつつも、アメリカの核の傘の下で存在し続る意思を明言した菅内閣に強い怒りを表明している。彼は、母親の知り合いが原爆から辛うじて生き延びた経験を聞き、それが自分の作家人生の原点であると言う。そして、人は年を取ると、自分にとって譲れないものに強いこだわりを持った仕事をするように生き方を変えるようになり、自分の場合、それは核廃絶だと言う。そして、原爆から生き残りつつも語らない多くの人たちにとって、何も言わないで怒りながら耐えることが、彼等にとっての老年期の仕事なのだろうと結んでいる。

やれやれ、大江氏の文は、内容自体がなんだか難解で、その上わかりにくい比喩や引用があるから、きちんと要約できているかどうかは全く疑問。文法的にも、主語がすごく長かったりして、R先生自身も、ひとつの段落を理解するのに2回位読み返さないといけない時もあるようだった。

その後のディスカッションでは、沖縄の米軍基地移転問題のその後について話したりする。R先生の父親は職業軍人だったとのことで、R先生は子どものころ父親についての世界中の基地を転々としていたことがあったそうだし、R先生自身も若い時は空軍に所属していたそうだ。そう言う人を前にして、日本中の国民が、総論としては沖縄からの米軍に基地移転に賛成し、各論として自分の住んでいるエリアにはきて欲しくないと言っている現状を説明しながら、なぜ日本人はこれ度までに米軍に自分達のそばにきて欲しくないと思っているのか、ということが改めて不思議になった。
もちろん、空母に核兵器なんか積んでたらいやだし、素行不良の米兵のニュースなど時々流れるから、それも理由のひとつではあるだろう。
しかし、話しているうちに、米軍に対するアンビバレントな感情は、大江氏が怒っている日本の矛盾に端を発しているのかなと感じた。つまり、日本は唯一の被爆国として、非核3原則という「きれいごと」を誇らかにかかげる権利と義務を持っているようなところがあるが、実際にはアメリカの核に守ってもらっている。さらに、自分たちが守ってもらっているアメリカは、その加害国である、ということで、日本の立場は矛盾に満ちているのだ。米軍は、日本人が直視したくない自己矛盾の象徴であり、理不尽に嫌悪されているのではないかと感じたのだ。

英会話のレッスンをしていて、英語のだけでなく新しい気づきを得られる時は、本当にレッスンが楽しい。そう言う刺激をくれる先生からは、なかなか離れられないね。

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to despise : to hate or to hold in contempt
to console someone : 慰める
nuclear proliferation : 核拡散
Why would we hate to have a US base near us.
NIMBY Not In My Back Yard : 工場やら核処理施設など、生活にとって必要なものだということは認めつつも、自分の家の裏庭にはきてほしくないと感じる態度のこと。Nimbyism とか、Nimbyist とか使われるそう。日本人にとっての米軍基地はNimbyなんだね、とのR先生の台詞。

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